導入事例

「人の成長」に全てをかけ、自らも塾も成長させ続ける【塾経営のこれからの形】

Studyplus for School Meetup #2 『塾経営のこれからの形』にて、個別指導塾 阿部塾の阿部一彦さんにお話いただきました!

 

塾長自身の成長を塾の改革に繋げる

塾経営において「人の成長」を最も大切にしているという阿部塾の阿部先生。

その中でも、まず自分自身が「教育」「指導」に対して努力されている学びは、塾経営にどんな影響を与えているのでしょうか。

 

【登壇内容】

2018年3月4日 @Studyplus for School Meetup #2 『塾経営のこれからの形』

 

【プレゼンター紹介】

個別指導塾阿部塾  塾長 阿部一彦。

塾講師として14年間複数の塾で勤務。生徒が300名を超える教室の教室長など、様々な経験を積んだ後に独立し、個別指導塾 阿部塾を立ち上げる。完全1対1授業の形態で始めるも、生徒の状況に合わせ集団授業や「学び合い」を生かした授業を実施。

 

 

本編


大手学習塾に10年間勤務後、「阿部塾」を設立


 

本日はよろしくお願いします。阿部塾の阿部と申します。

個人で開業してから、このような大勢の方がいる場でしゃべるのは非常に久しぶりですので、温かい目で見守っていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 

まずは私の経歴を簡単にご紹介します。現在39歳、出身は神奈川県相模原市緑区というところです。

最初に都内学習塾に入社しました。入社当初は47校舎ありましたが、入った直後に27校舎になるという、非常に危機的なタイミングでした。その中で4年間働きましたが、経理部長が退職なさったりなどのきっかけがあり、退職して神奈川県の大手学習塾に雇っていただきました。

 

そこでは10年ほど勤めまして、その中で一番長く担当したのが幕張本郷という校舎です。新規開校しまして4年間在籍しました。4年目には300名を超えるような規模でやらせていただいていました。その当時の教え子は、阿部塾で先生としてを勤めてくれています。

 

そして、大手学習塾を退職後、新百合ヶ丘の隣の駅の柿生という場所で今経営している「阿部塾」という個人塾を開業しました。

 

今年で2年目になりまして、1期生は中3生が8名、高校3年生が6名ほど卒業してくれました。

 

 


「人の成長」を軸にすえた塾経営


 

塾経営をするうえで私が一番大切にしていることをお話したいと思います。

 

私が一番大事にしていることは「人」です。

人のつながりを本当に大事にしてやってきました。20名のスタッフが今在籍していまして、元生徒や前勤務先の同僚など、約半分がもともと何かのつながりで来てくれたスタッフです。今年も、卒業生の中から5名ほど新たに採用予定になっています。

 

このように人のつながりからスタッフとして雇えるぐらいになったのは、「つながり」とともに「人の成長」を意識してきたからだと思っています。「人の成長」とは、生徒の成長はもちろん、保護者の成長、スタッフ、そして私自身の成長です

 

その中でも、前提になければいけないのは私自身の成長だと思っていますので、まずはじめにお話しいたします。

 

 


前提にあるべきは、塾長である自分自身の成長


 

開業する前から、教室に対して責任がある以上、その教室をよりよくするために、講師自身が色々なことを勉強したり考えていかなければいけないと思い続けています

 

しかし、個人で塾をやっていると本社が用意してくれる研修などはありません。ですので、今は外部のセミナーなどに積極的に参加して勉強するようにしています。

 

こちらが今年参加したセミナーの写真です。

新しい指導方法や学び方を勉強するために、アクティブラーニングの講座や、陰山先生のセミナー・「学び合い」のセミナーに行ったり、本当に様々なものに参加しています。

 

この先生すごいなと思う方には、毎回話を聞きにいきます。

例えば、岡山大学の教授の寺澤先生は、「効果的な単語の学習法」を科学的に証明されています。効果的に英単語を覚えるためには1日何個勉強するべきか気になりませんか?

 

最適なのは1日4個だそうです。テストで点数が上がるように、短期的に大量の単語を勉強するということもできますが、本当に力にするためには1日その程度に抑えて、コツコツやって行くのがいいんですよね。

 

こういった科学的に良いと証明された最新の学習法をしっかりと指導に取り入れ、生徒に対してより良い指導をし続けるために、自分が成長する努力をしっかりしていきたいですね

 

 


スタッフ自身が成長するための環境作り


 

それから、スタッフの成長について少しお話しします。

 

スタッフが出勤してくれたらミーティングをして、生徒一人ひとりへの教え方などを話し、授業後にフィードバックする、というサイクルを毎回必ず行なっています。

こちらが毎日作成しているミーティング用紙になります。

 

基本的には、生徒との面談の内容・それぞれの生徒へしてほしい対応などを全て掲載して、これらを確認しながらミーティングもフィードバックも行います。

 

しっかりと各スタッフが、それぞれの生徒ごとへの接し方を考える時間を作り、それらを振り返ることでスタッフ自身が成長するという環境が大事だと思っています。

また、授業とは関係ないですけれども、スタッフ対象に資格支援制度というのを設けております。スタッフが取りたい資格に対しての援助をしています。

 

 


個別指導以外にも、生徒のために様々なサポートをおこなう


 

次に、「生徒の成長」という観点から、どんな塾なのかをご紹介させていただきます。

 

まずうちは完全個別指導、1対1の学習塾です。週に1コマ1対1の授業をやりまして、その内容に関するテストで不合格の場合は、再テストのために他の日程で強制的に通塾してもらいます。授業以外の時間は自習室に通い放題で各自勉強している感じです。

 

定期テスト対策は、中学・高校含めて2週間前の土日に無料で実施しております。生徒の理解度に合わせて、先生と生徒の比率は1対10から1対3まで調整して指導しています。

 

また、中学3年生には少人数集団授業もやっています。実はこれは開校当初は一切やるつもりがありませんでした。ですが、高校生は自習に来なさいと話をするとしっかりやってくれる一方、中学生は自習に来なさいといっても一切自習に来ないので、強制的に授業を設定すればくるだろうということで、集団授業を開催し始めました。

 

 

 


新しい指導方法「学び合い」への挑戦


 

現在は、集団授業の指導方法の中で、生徒同士の「学び合い」に挑戦しています。

 

子供たちにはまず、「学び合い」がなぜ必要なのかを説明します。

本当に学んだ状態になっているならば、ラーニングピラミッドでいう一番下の「他の人に教える」ことができるようになっているはずです。ですので、勉強ができる子はできない子に絶対教えてあげられるようにすること。そしてできない子は、勉強できる子に声をかけて教えてもらうようにすることを意識してもらうように伝えています。

 

人間というのは、誰かに助けてもらい協力し合わないと生きていけるものではない、と。ですので、必ず助けてという風に言える人間になろうという話をしています。

そうしてから、その場での目標を設定します。例えば、「全員が展開因数分解をできるようになろう」といった具合に、全員ができるようになるために学び合いをしてもらっています。

 

このように様々な工夫をした結果、生徒の成績が非常にアップしまして、生徒もたくさん増えました。うちの塾の許容量は50名ほどですが、昨年の9月に定員に達しました。今後リニューアル工事をして、自習机を増設予定です。

 

 


生徒の増加に伴う、高校生とのコミュニケーション不足と

Studyplus for Schoolというソリューション


 

生徒の増加は嬉しいことですが、それによって問題も出てきました。スタッフの不足と、それによる生徒とのコミュニケーション不足ですね。特に、高校生のコミュニケーションが不足してしまう状況がありました。やはりどうしても中学生の方が手がかかるので、高校生ごめん!といって中学生の対応をするということも出てきてしまいます。

 

そんな時に、ユニバースクールさん(Studyplus for School導入校)のTwitterを拝見しまして、高校生のコミュニケーション不足を解消できるかもしれないと思い、前回のStudyplus for School Meetupに参加しました。

 

そこで、いろいろな先生に出会いまして、Studyplus for Schoolを活用した様々な経営スタイルも見させていただき、導入を決めました。

 

 


時間がなくて話せず生徒の状況がわからない

わからないから話さない、という悪循環からの脱出


 

Studyplus for Schoolを導入した理由は2点ですね。

 

一つは、コミュニケーションの減少をどうにかしたいというところです。

私は、コミュニケーション不足の原因は、時間と情報の二つだと思っています。

時間がないと生徒とのコミュニケーションをとる時間がなく、生徒の状況がわかりません。そして生徒がどういう状況なのか、その情報がないと、話す材料がなくてなかなかコミュニケーションを取らなくなってしまいます。

 

こういった時間と情報を原因としたコミュニケーション不足の悪循環は、Studyplus for Schoolを活用することによって改善することができます。

 

Studyplus for Schoolで生徒の学習状況を常に確認できるとともに、毎日のように生徒にメッセージを送ることもできるようになり、短時間での生徒とのコミュニケーションが可能になりました。

 


中三から高一に上がる生徒向け

Studyplus for Schoolを活用した自立学習コースの新設


 

導入したもう一つの理由は、新コースの設立です。

現在(イベント時3月)うちの塾は、生徒約50人の中で中3生が22名・高3生が11名とあまりに多く、彼らが卒業すると生徒がごっそりいなくなってしまうという状況です。

そこで、現中3生(新高1生)対象の自立学習コースの新設を検討していました。値段は通常の料金よりも低く設定し、高1では元の金額は出せないけれども、その金額なら出せるということで、生徒の半分くらいが継続すると言ってくれています。

 

この自立学習型の新コースは、授業はせずに、Studyplus for Schoolを活用しつつ毎週1回ミーティングを行い、そこで勉強の状況を話すという形になっています。

 

 

 


Studyplus for Schoolはこう使う!


 

Studyplus for Schoolを使用する上での注意していることは、「絶対に怒らない」ということです。

子どもたちは、安心・安全の場がないと、先生の笑顔がないと、言いたいことが言えなくなってしまいます。ですので、生徒が勉強記録を入力しない時も、「なんで入力しないんだ」と怒るのではなく、寄り添えるようにしています。

そして、Studyplus for Schoolは、1日のスケジュールの中でこんな風に使っております。

 

 

今年の大学受験の合格実績としては、生徒11名でこれだけの実績を出すことができました。うちのスタッフも頑張ってくれましたし、スタディプラスの効果もあるなと私自身思っております。

 

今後は、まず高校生を25名以上に増やし、「学び合い」の勉強法を確立させたいと思っております。そして売り上げを伸ばし、地域に貢献できるよう頑張っていきたいと思います。

ありがとうございました。